HOTLINE2011に出演しました

昨日、宣言したとおり、島村楽器主催「HOTLINE2011」、店予選(ショップオーディション)に出演して来ました。早い話、スタジオライブです。このライブ録音が本部(?)に提出され、審査されるみたいです。


5月から毎月ショップオーディションがあり、その最終日が今日です。なので、今日は今までで一番出演バンドが多いそうで、10組でした。集合してすぐに出演順の発表がありましたが、私は3番目でした。うん。最初の方が良かったですからね、これ、ちょうど良い順番です。で、実績のあるバンドは、やはり後の方になっていました。
対バンでよくあるみたいに、出演の逆順でリハーサル。PAのセッティングの確認が主で、声出しも兼ねて、再弱音と最強音のチェックなど、2曲をワンコーラスずつ歌いました。この頃になると、どんどん緊張感が高まってきます。
15時からライブ開始。控え室は店内別室。どのタイミングで出る準備するのかわからずにいましたが、最初のバンドの1曲めが終わったところで、次のバンドの皆さんが準備しに出ていくのを見て、『あ、このタイミングでいいのか』と学習、私もそれに倣いました。
すぐに自分の番が来まして、2曲、歌ってきました。私が参加したのはコピー/カバー部門ですが、1曲目は川島英五の「酒と泪と男と女」、2曲目はさだまさしの「飛梅」を歌いました。わずか2日前に出演を決めたとあって、どちらも数少ない暗記曲です。とはいえ、昨今の記憶力の衰えは隠せませんので、しっかりとコード譜を作って臨みました。
部屋が暗くなって、スポットが当たると、それまで見えていた客席が、お客さんの輪郭程度しか見えなくなります。それでも、人がたくさんいる感はひしひしと伝わってきます。自分の声がモニターを通じて出てくる…そして、スタジオの空気に向かって出ていく…この感覚、非常に緊張感を伴いながらも、ある種の快感があります。広いホールだと、『声が旅立っていく』という感じなんですけどね。
で、まぁ、大きな間違いもなく、無事に歌ってきました。一番高い音が出きっていなかったのが、悔いが残ります。最近、歌っていないからなぁ…。練習不足がたたっているなぁ…。ま、仕方のない事です。歌詞の間違いがなかったので良しとしましょう。
その様子は後日、Youtubeにアップされたら、ここにリンクを貼りたいと思います。ただ、お店のスタッフが仕事の傍らアップするので、バンド数が多かったこともあり、少し時間がかかりそうです。皆さん、あまり期待しないでお待ちください。


自分の出番が終わり、見てくれたフルートの先生や教室のメンバー、店のスタッフと少し話をしました(ほめていただきました)が、なぜかこの時、あらためて緊張感がつのり、口の中がカラカラになっていました。
そのあとは開放された気分で他のバンドのライブを楽しみました。オリジナル曲がほとんどですが、コピー/カバー部門のバンドもいて、バラエティ豊富。女子校生バンドあり、私ほどではないけどオジサンのバンドあり、出演者もいろいろです。あ、でも、皆さんバンド構成で、ソロで弾き語ったのは私だけ。出て良かったのかな…?という思いもありますが、目立った(たぶん)から良しとしましょう。
バンドのレベルもいろいろです。全体のまとまりが良くて、これは場慣れしているな、というバンドもあれば、先月メンバーが決まったばかり、というバンドもありました。ベースとギターのピッチが微妙にズレている気がしたのもあったなぁ。バンドのチューニングも難しいですね。
その点、自分は一人ですから心配いらないのですが、実はブルースハープ(ハーモニカ)を使ったので、ハープにチューニングを遭わせました。いつもはA=440Hzですが、442Hzにしたら、ブルースハープに合った感じがしました。
あとPAのセッティングの問題だと思うのですが、もっとボーカルを大きくした方が良いんじゃないか、っていうバンドが多かったです。オジサン、最近、耳が遠いから、何を歌っているのかわかんないよ…。でも生音が気持ち良いから、音に身を委ねて楽しんじゃってますけどね。ただ、楽しめるのと、音源を提出して勝ち残るのは別です。いろんな意味でボーカルはバンドの顔。初めて聴く人の印象が最も残るのは、ボーカルだと思うのです。
そうそう、ボーカルと言えば、歌詞を間違っても、少しくらい飛ばしても、堂々としていた方が良いですね。他人のことは言えません。私も根が正直なので『しまった』って顔に出ちゃうんですけど、できれば堂々としていたいな…これ、GEM BANDのボーカルとしての感想です。
このようにいろいろと学ぶ点も多く、今後のバンド活動に活かして行きたいと思います。


オマケ。会場の島村楽器は、イオン土浦ショッピングセンターの一角にあるのですが、今日、イベント広場に南佳孝が来ていてライブイベントをしていました。3階のギャラリーから見ていましたけど、ギター(エレガットのようでした)といい、声の出し方といい、さすがに上手いなぁ、と思いました。プロの演奏者が見られて、ちょっと得した気分です。


こんな感じで、自分で弾いて歌って、他のバンドの演奏を楽しんで、とても有意義な一日でした。そういえば、今回出場した一番の理由って、実は『次の土日は何も予定がない、ヒマだなぁ』って事でした。おかげさまで、ヒマどころか、たいへん充実した一日を過ごしました。