スーパーボウル

休暇を取って生中継を見ていました、スーパーボウル
最後のシリーズまで勝敗がわからない、なかなかの熱戦でした。(「最高の試合」という形容はできません。というのは、レシーバーのキャッチミスなどの不手際がけっこう多く見られたからです。まぁ大きな試合なので緊張感もかなりのものがあるのでしょう。)休暇を取って見た甲斐は十分ありました。


AFCチャンピオン、ピッツバーグ・スティーラーズは、スーパーボウル出場最多・優勝最多の古豪です。私が初めて見たスーパーボウル(1980年)の優勝もピッツバーグでした。当時のQBはテリー・ブラッドショー。豪快なパスが印象に残っています。また、スティール・カーテンと呼ばれる強烈なディフェンスが伝統です。
ピッツバーグ・スティーラーズの一番良いところは、一人の監督(ヘッドコーチ)を長く使って、ある程度の結果が出るまで気長にチーム作りをするところでしょう。いろいろなプロスポーツがありますが、チーム状態が悪くなるとすぐに監督をすげ替える傾向が多々見られますが、もう少し長い目で…って思うのは素人考えなのでしょうか…?
ピッツバーグは、かつて鉄鋼の町として栄えました。スティーラーズという名前はそこから来ています。決して「泥棒たち」じゃありません。NFLチームのネーミングにはこんなふうに郷土色豊かなものも多くあります。
ピッツバーグ・スティーラーズといえば、一つ有名なものがあります。ファンが応援の時に黄色いタオルを振り回すんです。これ、テリブル・タオルと言われます。「相手に恐怖を与えるタオル」って事でしょう。コンサートでタオルを振り回すのも、もしかしたらピッツバーグのこれがヒントで始まったのかも…?


NFCチャンピオン、グリーンベイ・パッカーズは、第1回2回スーパーボウル優勝チームで、こちらも古豪です。私の記憶に強く残っているのは、QBブレット・ファーブを擁してめきめき強くなってきた頃で、1997年にはスーパーボウルを征しています。たしかDEレジー・ホワイトもいたなぁ。
ウィスコンシン州グリーンベイは、人口10万人ほどの小さな町です。そしてパッカーズの株主は一般市民。もうこれだけでもパッカーズを応援したくなりますが、そのパッカーズがまた強いのだから驚きです。現状のNFLは32チームもありますので、10年に一度でもスーパーボウル制覇、いや出場でもしてくれれば十分満足できるのですが、パッカーズは45回のスーパーボウルのうち4勝1敗と堂々たる成績です。しかも過去4回はそれぞれ2年連続して出場していますので、このジンクスに従うと来年もスーパーボウル出場が期待できます。
ファンも熱狂的というか献身的というか…このチームのシーズンチケット、キャンセル待ちが65000人以上いて、現在、入手までの待ち時間は35年だそうです(笑)。また応援では、ウィスコンシン州がチーズの生産地であることから、チーズヘッドという三角形の穴あきチーズ形の帽子が有名です。


こんな両チームでしたので、どちらが勝っても良かったのですが、自分の気持ち的にはグリーンベイ・パッカーズ寄りでした。最近NFCの勝率が良くないし、スーパーボウル制覇から間隔が開いている方のチームだったからです。QBを比較しても、『ピッツバーグロスリスバーガーは、もう2回勝ってるから良いじゃない?グリーンベイのアーロン・ロジャースに取らせてやってよ』との判官贔屓的な心情が出てきます。


そんなわけで、期待しつつスーパーボウルを見ました。


【つづく…かもしれない】ってか、これスーパー前に書かなくちゃダメじゃん…。