ハクビシン

昨日の夕方のことです。
暗くなってから帰宅したのですが、玄関の鍵を開けている時、近くで『ギャッ!ギャッ!』というような声が聞こえました。最初、『カラスかな』と思ったのですが、それよりは太い声で、しかも低いところから聞こえた気がしました。
なんだろうと思い、周囲を見てみました。すると車のヘッドライトの中を、動物が走り抜けていきました。
『たぶん、タヌキだろう。でも色がグレーっぽかったかな?』
家に入ろうとすると、追いかけるようにもう一匹。こちらはライトの輪の中で立ち止まり、こっちを見ました。しっかりと、目が合いました。はっきりと、顔の真ん中に白いすじがあります。ハクビシンです。
初めて見ました。この辺にもいるんですね。調べてみると、それほど珍しいわけでもないようです。明治以降、気がついたら人里にもいて、どうも、毛皮用に輸入したものが野生化したらしいです。
これがいる事でネズミがいなくなれば個人的にはありがたいけど、でも野菜や果樹を食い荒らしたりするから、農家にとっては害獣です。家の屋根裏などに住みつくこともあるようで、来ないように祈るしかありませんね。見るだけならかわいいので、遠くからのお付き合いを願いたいです。