第44回スーパーボウル

今日はNFLの優勝決定戦、スーパーボウルが行われました。
生中継で見て、さらに録画でも見ました。ニュースにも出ているのでもう隠しません。


結果は、31-17で、初出場のニューオーリンズ・セインツの勝利。下馬評ではインディアナポリス・コルツ有利だったんですが、いや、試合はやってみないとわかならいものです。前半終了時点では、6-10でコルツがリード。試合巧者のQBペイトン・マニングのこと、コルツがこのままじりじりと点差を広げていき、余裕で勝つんじゃないかと思われました。もちろん、セインツQBドリュー・ブリーズだって技術も経験もあり、ここ3年ほどはすごい数字を残しています。ただ、相手がマニングでは…と、多くの人が思っていたでしょう。
が、ドラマは後半に用意されていました。セインツは第3Qにタッチダウンフィールドゴールで10点を返し、16-17と1点差に迫ります。第4Qにタッチダウンした後のツーポイントコンバージョン*1に挑戦。判定ではNGでしたが、ここでチャレンジ*2。審査の結果、ツーポイントコンバージョンは成功となり、24-17と7点差になります。第4Q残り3:20、マニングのパスをセインツのCBトレーシー・ポーターがインターセプト。そのままリターンしてタッチダウン。31-17、タッチダウン2本差です。これでほぼ勝負が決まった感じでした。コルツその後の攻撃も、とんとん拍子にパスが決まるものの、最後にセインツ守備陣が踏ん張り、ゴール寸前でタッチダウンを許さず、コルツは攻撃権を失います。この時点で残り時間0:44。セインツ、あとはボールを持つだけで試合終了です。
スコアの差よりも実際の試合は伯仲し、両チームの持ち味が良く出た素晴らしい試合だったと思います。
コルツ守備の要DEドワイト・フリーニー、足首をケガしていると伝えられました。前半はまるでそんな事がなかったかのように俊敏な動きをしていましたが、徐々に動きが落ちてきてしまい、セインツはそれを見逃しませんでした。こんなふうに、相手の戦力の分析や、どんな作戦を立てるか、またいかに情報戦を制するか、アメリカンフットボールではそれが勝敗に大きな影響を与えます。(人生もそうだよね…なんて偉そうな事言ってみたりしてw)


えー、生中継で見て、と書きましたが、半分以上ウソです(笑)。…というのは、起きたら11時でした。(2〜3日前の疲れが今頃出てくるのですw)あわててテレビつけたら、既に第3Qで16-17だったというオソマツ。寝ぼけながらセインツ応援して、でもインターセプトリターンタッチダウンの時には狂喜しましたね。うわー、これでセインツ勝ったよ、勝っちゃったよ、って思って。
いやー、めでたい。ニューオーリンズの皆さんは大喜びだと思います。ニューオーリンズは2005年にハリケーンカトリーナに襲われ、その8割が水没するという大災害がありました。セインツの本拠地であるルイジアナスーパードームも被災、また避難所になり、このシーズンのセインツはホーム開催の全て試合を他の3カ所で行うという苦労をしました。そんな苦労をしたチームがついにナンバーワンになったのです。心から、セインツおめでとうと言いたいです。

*1:タッチダウンの後、キックでゴールを決めれば1点だけれど、タッチダウンを決めれば2点が入る。

*2:ヘッドコーチが行う審判への「物言い」のようなものです