久しぶりの彗星観測

今朝(18日早朝)、かなり久しぶりに、大きい方(口径31cm)の望遠鏡を出して、彗星観測しました。
休肝日の夜、01時から04時までNFL見て、夜明けまで1時間以上あるので、良い機会だと思い、重い気持ち(寒い・眠い・面倒くさい)を引きずって、望遠鏡を組み立てました。いつもは筒から鏡を外して(ただの木の筒にして)立てておいてあります。たぶん半年くらい使っていなかったので、筒の中はクモの巣だらけで、まずは掃除からです。ほうきで筒の中を掃除。しかし、この寒い真夜中に、何やってんでしょうね…と、おかしな気持ちになりながら、ぶつぶつ言いながら、組み立てました。
目標は2個。おとめ座を移動中の81P(ヴィルド第2彗星)、うしかい座を移動中のC/2007Q3(サイディングスプリング彗星)です。どちらも見やすい高さにあり、簡単に導入できました。前者は10.3等、後者は11.7等と観測。観測者的には見やすい明るさなんですが、一般の方にはお勧めできません。見えるか見えないかのギリギリのところだと思います。だが、それが良い。
その後、観測データを整理してメールで報告して、コタツ寝したんですけど、いつもなら感じるはずの、観測後の満足感、達成感、充実感といったものがすごく薄いんですよね。なんか、ルーチンワークを終えた、程度の感覚しか残らないんです。見ている時は楽しさを感じていたんですけどね。これもみんなウツのせいなんでしょうか?それともトシのせいなんでしょうか?こんなはずじゃないんだけど、「ホントのじぶん」は。
久しぶりに観測できたんだから、もっと満足感があっても良いんだけどなぁ。どうしちゃったんだ、オレ?