月と木星

はい皆さん、予想どおりの更新ですよ(笑)。


買い物に行く途中、月と木星がきれいに並んで見えましたので、あわてて更新します。
今日はもう低くなってしまっているので、明日の「月と木星」を中心にしましょう。



まず、今日(11月23日20時)関東地方の木星付近。


次に、明日(11月24日20時)関東地方の木星付近。


そして、この付近の星座。ちょっと広い範囲です。


毎度おなじみですが、どう見てもこんな風には見えません(笑)。
※ 図の作成には「Stella Navigator ver.5」(アストロアーツ)を使用しました。


月までの距離は38万km。木星までは7億6000万km。木星は月に比べると、2000倍遠くにあります。でも感覚的には、夜空という丸天井に貼り付いているように見えて、距離差を感じることはできません。それでも、そんな事を考えながら夜空を見上げるのも、面白いものです。
月がこれから進んでいく「みずがめ座」は、ゼウス様がさらってきた美少年ガニメーデスの姿です。ゼウス様、天上界から地上を見ていて、とある美少年に目を留めます。ちょうど自分の小姓が欲しかった時で、早速、鷲に変身してさらいに行きましたとさ。その時の姿が「わし座」なんです。そんで、神様の宴会の時にお酌をさせたりしたんだとさ。その姿が「みずがめ座」。つまり本当は、水瓶じゃなくて酒瓶なんですよ。酒…ジュル…。神様のお酒なんだから、さぞかし美味しいんだろうな…。
その神様たちが飲んだお酒は、不死の酒ネクタルといいまして、ご存じ「ネクター」は、このネクタルを語源としているわけです。ネクターで焼酎を割った「ももちゅー」、あれ、けっこう神様のお酒に近い味なのかもしれません。おまけ。月には「神酒の海」という海があり、ラテン語名はマレ・ネクタリスといいます。
話が月に戻ってきたところで、本日、これまで!