賞味期限との戦い

独り暮らしの台所…それは、賞味期限との戦いである。


…と、誰が言ったか知りませんが(オレか?)、独り暮らしが長くなると、冷蔵庫にはいろんな物がたまってくるものです。スーパーで賞味期限が迫って安売りしていたので思わず買ってしまったパック詰めのお総菜とか、『これは保存できる。困った時に食べよう』と買っておいたつもりのびん詰めとか。
先日、仕事を休んでいるのをいいことに(なんじゃそりゃ?)、冷蔵庫の奥地を探検してみました。もう若くないので無理はしないで(笑)、一段ずつ。それも『明日は燃えるゴミの日』という日を選んで、慎重に、一段ずつです。
いやー、いろいろ出てきました。「なめこの瓶詰め」は容量が半分くらいに縮まっていたし、いつ入れたのか忘れてしまった「マヨネーズ」は上部の色が変わっていたし。で、たいがいの物は廃棄したんですけど、これだけはちょっと試してみたくなったんですよ。それは、「肉のみそ漬け」。誰のお土産だったか憶えていないんですが、なんとなく高級そうなパッケージに入っていて、パッケージごと冷蔵庫に入れたまんまだったのです。ちなみに賞味期限は○年○月。『みそ漬けって…元々、保存食だよなぁ。何年かたって、きっとまろやかな味になっているに違いない…(ウィスキー的発想)』で、勇気を出して、食べてみることにしました。はたして、吉と出るか凶と出るか?
さて本日、ついにその日です。真空パック開封、肉を出してみます。豚のロース肉が、6枚ほど味噌まみれになって入っています。フライパンに油をひいて熱し、肉をとりあえず3枚炒めました。一緒に野菜もとらなくちゃ、というわけで、もやし(一袋\29)も加えました。ちなみに、もやしの賞味期限も既に3日過ぎています(笑)。そしてできたのが、この「肉もやし炒め(味噌味)」。家中、味噌が焦げる良い香りでいっぱいです。美味しそうだなぁ…ジュル…。

食べてみましたけど、実に美味しかったですよ。味噌味って、ご飯が進みますよねぇ。日本人だなぁ〜(三木のり平風で)。付け合わせのもやしも良い汁を出していて、いかにも健康的な風味をかもし出しています。肉がちょっと酸っぱいような気もしたんですけど、塩味に隠れて気がつきませんでした(どっちだぃ?)。


えー、現在、食後1時間ほどたちますが、別にお腹が痛くなったりはしていません。明日の朝までに下痢または嘔吐することがあるんでしょうか?あったらまた報告しますね。いや、報告できる場合は「無事な場合」ですよね。いやいや、どうなることやら、どうぞお楽しみに。(その症状があったとして、酒の飲み過ぎとどうやって区別するというのだ!?さらに、悪いのが肉なのかもやしなのかもわからないぞ!?)


賞味期限…それは、時にはとなり、時にはとなる。

…っていうか、人体実験?