霜降

今日は「二十四節気」(にじゅうしせっき)の一つ「霜降」(そうこう)です。肉の「しもふり」じゃありません。でも、意味は似通ってますけどね。
で、そろそろコタツに電源を投入しようかと思っていたのですが、意外にも冷え込んできません。そこで、次の「立冬」まで延期しようと思います。あっ、あくまで努力目標ですので(笑)。


この「二十四節気」ですが、これは地球から見た太陽の動きを二十四等分し、太陽がその点を通過する瞬間をいいます。(が、一般的には「その瞬間を含む日」のことを呼ぶことが多いです。)春分夏至秋分冬至などはご存じと思いますが、この他に聞いたことがありそうなものに、立春立夏などがあります。一年を二十四等分するわけですから、一ヶ月のうちに2回、この二十四節気がやって来ることになります。せっかくですから、これ全部、休日にすれば良いのになぁ…。
さて、1年はおよそ365.25日と、公転周期に対して自転では割り切れません。(なので約4年に一回、うるう年として1日多くなります。)そのため、二十四節気も、年によって若干前後します。例えば「春分」は早い年では3月19日、遅い年では3月22日になります。今年の「霜降」は、今日10月23日15:43です。


二十四節気一覧(2009年)

名前 太陽黄経 月日
春分 0 3月20日
清明 15 4月 5日
穀雨 30 4月20日
立夏 45 5月 5日
小満 60 5月21日
芒種 75 6月 5日
夏至 90 6月21日
小暑 105 7月 7日
大暑 120 7月23日
立秋 135 8月 7日
処暑 150 8月23日
白露 165 9月 7日
秋分 180 9月23日
寒露 195 10月 8日
霜降 210 10月23日
立冬 225 11月 7日
小雪 240 11月22日
大雪 255 12月 7日
冬至 270 12月22日
小寒 285 1月 5日
大寒 300 1月20日
立春 315 2月 4日
雨水 330 2月18日
啓蟄 345 3月 5日

太陽がどこに見えるか、ということは、裏返せば、地球が軌道上のどこにいるか、ということです。何月何日にどこにいるか、は毎年少しずつ前後しますが、二十四節気は毎年同じ場所になります。言い替えれば「太陽に対する地球の位置」を元にした区切り、それが二十四節気だと言って良いでしょう。
以下、わかりやすいように、春分の地球を12時として、時計回りにしてみた図です。(太陽の南極方向から見た図になります。)


春分(2009年 3月20日)


夏至(2009年 6月21日)


秋分(2009年 9月23日)


霜降(2009年10月23日)


…というわけで、たまには、地球が回っていることを、机の上で考えてみるのも面白いものです。


  ※ 図の作成には「Stella Navigator ver.5」(アストロアーツ)を使用しました。