今夜の一杯「Longmorn」

毎度。スペイサイドを巡るシリーズ、今夜は「ロングモーン15年」です。


アロマは、アルコール度45%とやや高めなせいか、ちょっとツンとくる感じもあり、その中にフルーツっぽい甘さを感じます。フレーバーは、変な表現ですが「ピリッとくる甘さ」、そして底にピートっぽさも感じます。全体的に濃厚、重厚、貫禄があるといった感じですね。
シングルモルトについてあれこれ言うためのネタ本があるのですが、それに載っている銘柄を一通り飲んでみようと思ったのがもう2年近く前になるでしょうか。その掲載されている銘柄の中で、入手困難だった数本のうちの1本が、このロングモーンです。既に終売品で、オークションでようやく入手しました。値段も高かったのですが、『本に載っているのと同じ銘柄、同じラベルのを飲んでみたい』と思っていましたので、迷わず落札しました。実はそれだけでなく、ロングモーンという蒸留所は、日本の「ウィスキーの父」竹鶴政孝が修行した場所の一つでもあり、それだけにぜひとも飲んでみたかったのです。
「ロングモーン」とはゲール語で「聖人の地」(Place of the Holy Man)という意味だそうで、古い教会があった場所に蒸留所を作ったとのこと。日本人にとっても、ウィスキーの聖地といえるでしょう。


さて、試合も始まったし、今日はこれを飲みながら、サッカー(ワールドカップアジア最終予選 日本 vs ウズベキスタン)を見ることにしましょう。