金星と木星を見よう

今、夕方の南西の空に、金星と木星が並んで見えています。12月1日には月も加わり、さらににぎやかな眺めとなります。月・金星・木星というと、太陽以外では明るい天体のベストスリー。その三大スターwが夕方の空に豪華勢揃いすることになります。この機会にぜひ見てみてください。双眼鏡があればさらに楽しめますし、ご家族や友人にも教えながら一緒に見てみましょう。

図は、毎日17時30分の南西の空。グリッドは角度の10度です。(Stella Navigator ver.5にて作成)


11月29日


11月30日


12月1日


12月2日


12月3日


ちなみに、12月1日の月・金星・木星ですが、月までの距離は38万km、金星は1億5050万km、木星は8億6856万km。月までの距離と比較すると、金星までは約400倍、木星までは約2300倍ということになります。なんだか不思議ですよね。同じ空に貼り付いているように見えるのに…。でも、宇宙はこんなふうにけっこう奥行きのある世界だったりするのです。


12月1日の太陽系(一部)。地球から見て、金星と木星がほぼ同じ方向になっています。また、地球−金星に比べて地球−木星の距離は、約6倍あるのがわかります。