今夜の一杯“BOOKER'S”

この時期、バーボンを良く飲むようになります。なぜかというと、NFLアメリカンフットボールのプロリーグ)の試合を見ながら飲むからです。アメリカのスポーツですので、飲むならやっぱりアメリカのウィスキーでしょ、というわけです。
今夜の一杯は、ジム・ビーム社のプレミアム・バーボン「ブッカーズ」。1995年、同社の創業200周年を記念して発売された、スモール・バッチ・バーボン(品質の良い、5〜10樽だけをブレンドして作られるもの)です。

年産約6000本限定生産される、加水も濾過もしない、樽出しのバーボン。そのため、ロットによるばらつきがあり、熟成年数は6〜8年、アルコール度数はおよそ62〜63度と、幅があります。


↑手書き風のラベル。「ブッカーズ」とは、マスター・ディスティラリーのブッカー・ノォ(Booker Noe)氏の名前より命名

このボトルは、6年9ヶ月もの。樽番号と、アルコール度数63.5%である事が記載されています。

高級品らしく木箱に入っています。手前にある透明アクリル板がふた代わり。

色はバーボンの中では濃いめ。トップノートは、バーボンの香りとともに樽の木の香りが印象に残ります。しっかりにおいをかごうとすると、度数が高いためか鼻がツンとする感じになります。(それがまた良いんですけどね。)口に含むと、さすがは60度超、一瞬、口の中が熱くなります。熱いせいか、辛口に感じます。口の中も、木の良い香りに満たされて、飲み込んだ後の余韻も美味しく、力強い感じが残ります。
美味しいと思って、つい多く含みすぎると、口の中が熱くなってさぁ大変。飲み込んだ後も、口の中が消毒されたような感じになりますので、注意が必要です。まぁ、それはそれで楽しめば良いわけですけどね。その後で飲む水がとてもおいしいです。チェイサーは氷を入れた水が良いでしょう。
試しに、トワイスアップ(水で1:1に割る)でも飲んでみましたが、いくらか甘みが開いてくる感じがしました。

バーボンがお好きな方、一度はお試しあれ。