一日遅れの「阿久悠物語」

今日、やかん先生が録画した「阿久悠物語」を届けてくれました。ありがとうございます!おかげで、一日遅れですが「阿久悠物語」を見ることが出来ました。

リアルタイムでいろんな事を知っている年代としては、随所で懐かしい映像や音が流れて、非常に楽しめる作品でした。背景のポスターとかBGMも、時代を反映していて面白いです。約30年前のテレビの世界が、今の若い人たちにも紹介されるのはありがたいことで、関係者でもないのになんだかくすぐったい思いがします。
中3トリオの本人映像が良いなぁ、仲良さそうで。お互いのマネしたり、バス移動中の映像だったり、ホント楽しそうです。今ならDVDマガジンになったりするんだろうなww


以下、個人的な思い出です。
番組で映像が流れましたが、1977年9月3日、王貞治ハンク・アーロンの記録を抜く756号ホームランを打ったのです。その翌日は日曜日だったのですが、自転車で親戚の家に行く途中、居眠り運転の車に追突されまして、意識不明の重体となりました。肋骨骨折6本8カ所、血気胸、右足首骨折、一時は危篤状態でしたが、一旦危機を脱すると、若かったこともあって治りは早く、3ヶ月半の入院ですみました。後にも先にも、入院経験はこの時だけです。
入院中って、身動きができなかったり不自由だったりするので、テレビを見たり音楽を聴いたりするのが一番の退屈しのぎになります。なので、その頃に聴いていた音楽って非常に印象に残っています。ピンク・レディは「ウォンテッド」、沢田研二は「勝手にしやがれ」を歌っていました。イヤでも、っていうと失礼ですが、私らの世代、阿久悠先生の詞はけっこう頭の中にしみついているようです。
でも私、ピンク・レディよりもキャンディーズの「アン・ドゥ・トロワ」(作詞:喜多条忠、作曲:吉田拓郎の方が好きでしたね。あの3人が三十年後に「しゅごキャラ」の名前になるとは思わなかったなぁw


今また、録画を流しながらこの文章を書いていますが、阿久悠センセイだけじゃなく、作曲家、プロデューサー、振付師、いろんな群像が描かれていますね。「阿久悠物語」っていうよりは「“スター誕生”物語〜歌謡界の革命に賭けた男達〜」ってタイトルでも良かったのでは?と思うくらいです。阿久悠さんの私生活も描いて欲しかったかな、とも思いました。(でも不都合があるのかもね。ご家族は一般人ですし。)


【オマケ】
無理矢理ハロプロつながりで言うと、「リンリン・ランラン」もスター誕生出身でしたね。いや、娘。に同じ名前のリンリンがいるってだけですがw 彼女たちの曲「恋のインディアン人形」はWもカバーしています。


…それにしても、昭和は遠くなったねぇ。