今夜の一杯“CUTTY SARK”

今夜は、スコッチ・ウィスキー(ブレンデッド)の名品、カティ・サークを飲んでいます。

カティ・サークの特徴の一つ、色が薄いです。水割りにする場合、入れすぎて濃くしすぎがちですので注意w 味わいはライトタイプ。すっきりしておいしいので何杯も飲んでしまいそうです。
おなじみの黄色いラベルです。あれっ?何か気付きませんか?
(フラッシュが光っちゃって見づらいですけど…)

ほら!「BERRY」=ベリちゃんがいる!w

製造元は、ベリー・ブロス・アンド・ラッド社です。

ちなみに、“CUTTY SARK”とは、“短いシュミーズ(下着)”の意味で、若い魔女が男を誘惑しようとする姿だそうです。(そこのあなた、ベリちゃんが…とか妄想しないように!www)漫画「レモン・ハート」では、常連の松っちゃんがランジェリー・パブを連想する、という話だったと記憶しています。
この魔女の話はスコットランドの民話か何かからの話ですが、この話から名付けた帆船がありました。ラベルにも書かれていますが、19世紀に紅茶の輸送などに活躍した「カティ・サーク号」です。高速船として期待された「カティ・サーク」ですが、新茶を運ぶティーレースには勝利できず、また時代は帆船から蒸気船の時代となってしまったため、「時代遅れのエース」となってしまいました。(この辺のお話は、wikiでも詳しいのでぜひご一読ください。)
カティ・サーク号は現役を退いてからも保存展示され、その優美な姿が愛されていましたが、2007年5月、原因不明の火災により大半を焼失してしまいました。復元ができるかどうか、待たれるところです。

余談ですが、二十代の頃、地元にこのカティ・サークをボトルキープする、ちょっとお洒落な飲み屋がありました。このお店に先輩二人とよく通ったものです。私は、このお二人との飲み会のおかげで、お酒を飲んで語る楽しさや、ウィスキーのおいしさを憶えましたね。そんな懐かしいお店ですが、この間、たまたま通りかかったら…更地になっていたんですよね…。思わず、帆船カティ・サークの炎上と結びついてしまい、時の流れというものを感じてしまうのでした。

今夜、一杯のお酒から、思わず、懐かしい若い時代を思い出してしまいました。